こんにちは!トモタメです。
今回は『ファンベース』の書評を書いていきます。
この書籍を選んだ理由は、前回、書評で書いた「プロセスエコノミー」で参考文献で出てきて、これからのビジネスモデルや、SNSでの集客方法で参考になると思ったからです。
このブログを見ていただいている方の中にも集客方法に悩んでいる方もいると思いますので、ご参考になれば嬉しいです。
こんな方に向けて書いています!
・集客方法で悩んでいる方
・マーケティングや広報担当でキャンペーンを打ち出しても一過性しか効果が出ていないと悩んでいる方
結論
ファンを大事にして中長期的に売上を伸ばすことが大事

そもそも、ファンベースという考え方はどんな考え方なんだろう?
ファンベースとは?
この著書ではファンベースをこのように定義しています。
ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方
『ファンベース』
ここで言うファンは単なる熱狂的なアイドルのファンを指しているのではありません。
以下のように定義されています。
企業やブランド、商品が大切にしている『価値』を支持している人
『ファンベース』
『価値』は色んな意味を指します。
機能、味、デザインなどなどです。
このような価値を友達に薦めてくれる人がファンです。
ファンベースの考え方が必要な理由
➀売上が上がるから
②人口が減少している日本社会では新規顧客の獲得が難しいから
③友人の口コミが新規顧客の獲得に最も影響を与えるから
売上が上がるから
一番の理由です。
皆さんはパレートの法則は聞いたことがありますか?

パレードの法則?
ディズニーランドやUSJのパレードに来た人は皆幸せな気分になる法則か?
一文字違いで大違いですね(笑)
パレートはイタリアの経済学者です。
彼は「売上の80%は顧客全体の20%が創り出している」という法則です。
この法則は机上の空論ではなく、実際の企業でもだいたい当てはまっているところもあります。
とある有名な飲料メーカーは全体顧客のたった8%のコアファンが売上の46%を創り出しています。
このことから売上を上げるために、ファンを大切にすることが重要になってくるのです。
人口が減少している日本社会では新規顧客の獲得が難しいから
単純に日本が少子高齢化で、人口が減少してくるからです。
友人の口コミが新規顧客の獲得に最も影響を与えるから
広告担当や販促担当の方は、広告を打った後は売上は上がるけれど、その効果は一瞬でまた元通りになること解決方法が分からずどうしたらいいのか悩みます。
私もキャンペーンやチラシを作成するときに、どういう内容にしようか凄く悩んで、結局ありふれた内容にしてしまうことがあります。
現代は情報がありふれているため、このようなキャンペーンを打ち出しても、どこでもしているので目新しさがないのです。
そこで重要になってくるのが口コミや紹介です。
新規顧客に最も効果的な方法の一つです。
企業の商品を友達に紹介してもらうためにも、ファンを大切にすることが大事なのです。

例えば、CMや広告で有名人を使われるところもあるけれど、結局はそのあと効果は続かないらい・・・
どのような方法があるのだろうか?
ファンベースの販促のやり方
ファンベースの販促の仕方で重要になってくるのが、次の考え方です。
共感・愛着・信頼。
これらの3つの基本的な考え方を強固にしていくのが重要になってくるのです。
共感・・・「価値」自体そのものを上げること
愛着・・・その価値を他に代えがたいものにすること
信頼・・・商品の提供元の評判や評価をアップさせること

では、この3つの考え方のファンベース施策は何だろう?
共感
ファンミーティング。
ファンが集まって、商品の好きなところを語り合う場所。
ファンミーティングで語り合う商品や企業への思いや価値観を見つけ出し、新商品を生み出していくことが大事です。
お客さんの価値観や思いを無視した新商品をいくら販売しても、ファンは逃げていきます。
愛着
働いている方の思いや、その商品が出てくる裏側を伝える。
こうすることで、購入された方はその商品に愛着が沸きます。
私も広島に大好きなスニーカーメーカーがあるのですが、その靴が開発された背景を知ったら、
そのスニーカーを使うときも大切に使おうという気持ちが強くなります。
信頼
あらゆる顧客の接点を大切にして積み上げること。
接客の仕方、商品説明、契約された後のフォローなど様々な部分で、本当に真っ当なやり方がどうかを確認していくことが大切です。
まとめ
今回はファンを大切にして売上を伸ばしていく方法を「ファンベース」から取り上げてブログに書きました。
ITやAI技術で省人化が進んでいきます。
だからこそ、このようなファンを大切にして売上を上げる方法が大切なんだと思いました。
デジタル化で、その仕事の裏側が見えにくくなる中で、人との交流を増やしたり、働いている方の思いを伝えたりと、お客様と思いをつながる方法を見つける。
これからビジネスをしていく中で、人とのつながりや思いを大切にしようと改めて思える1冊でした。
ぜひ、一度皆様も読んでみてください!
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