こんにちは!トモタメです。
今回は森岡 毅さんと今西 聖貴の共著『確率思考の戦略論』の書評を書きます。
個人的に森岡さんの本にはすべて魂が込められているので、どの本もお勧めなんですけど、今回はUSJをV字回復させるのに、どのような戦略を使ったのかが述べられている本です。
今西さんは、P&Gのマーケティング部門でご活躍された方で、森岡さんとはP&Gアメリカの本社の際に一緒に仕事をされたのだそうです。
そんなマーケティングの鬼のお二人の共著を読んで、どんなことがわかるのか?を中心に書いていけたらなあと思います!
このブログは以下の方に向けて書いています!
・マーケティングの分析方法を勉強したいと思っている方
・マーケティングトップで働いている方の仕事の考え方を知りたい方
この本を読んで学んだこと3選
➀マーケティングの本質
②目標をずらさない大切さ
③目標を達成するために逆算しやりきることの大切さ
マーケティングの本質
前回【書評#17 ドリルを売るなら穴を売れ】でもマーケティングの本質は述べましたが、
この本ではこのような表現をしています。
消費者のプリファレンス
これこそがマーケティングの本質です。

プリファレンスってなんだ?
プリファレンスは簡単な言葉で言うと好みです。
そしてこの好みは価格、ブランド、商品の性能の3つに基づいて消費者は行動しているとのことです。

めっちゃシンプル!
森岡さんは、この「消費者のプリファレンス」を高めることに徹底的にこだわり、勝てる戦略をやっていくのだそうです。

では、目標を設定する大切さを見てみよう!
目標をずらさない大切さ
やはり、目標をずらさないことが大切なんだなと思いました。
ビジネスで目標を立てないと向かうべき方向性が分からなくなってしまいますよね。
目標設定していても、それを達成するのが難しいのに・・・・
意思決定には人の感情が入ってきて、その目標を達成するのが難しくなるので、サイコパスになる必要があるとのことです。
少しでも目標設定がずれてしまうと、正しい判断に対しての成功率が30%も落ちてしまうと森岡さんは本書の中で分析をしています。
USJのV字回復をしないと従業員を路頭に迷わせてしまうというプレッシャーが大きいからこそ、ビジネスにおいて感情に邪魔をされないトレーニングも必要なんだなと思いました。

正直、サイコパスになるのは相当な努力が必要だと思う!
目標を達成するために逆算しやりきる
現状を変えるためには、もう行動するしかないと思いました。
個人的にこの本の森岡さんの行動力で凄いと思ったところを紹介します。
USJのV字回復で200万人の動員を目標にしていました。
ただ、200万人を動員するには日本国民の90%が「USJは家族でも行くことが出来るテーマパーク」という認知をしないと達成できないと分析結果で出たらしいです。
USJの販売促進予算をすべて使ったとしても認知度は75%で、あと15%足りないという状況でした。

さて、このとき森岡さんは何をされたと思います?
なんとご自身で本を出版されたのです。
それが、あの有名な「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」です。
自分がマーケティングで少し花を咲かせているという自信がないと行動できないですが、
また、すごいのはその時は本しか書かなかったと書いています。
正直、森岡さんの目標に対するこだわりと行動力に圧倒されました。
まとめ
今回はマーケティングの本質とトップのマーケターの考え方を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
トップの人の目標をずらさないこと、そして逆算して行動していくこと。
どんな大きな壁でも一つ一つの階段のステップを小さくすれば、達成できない壁はないと森岡さんは仰っていました。
自分の普段の生活にも置き換えて、今やっているブログで稼ぐにはどのようにしたら良いのか考えて日々行動していきます。
皆さんもマーケティングの本質を知りたい方はぜひ、読んでみてください!
マーケタートップの考え方を持ることで、自分の仕事の仕方を見直しできたり、間違いなくいい刺激になります!
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