【書評#12 科学的な適職 鈴木 祐】データに基づく幸せに感じる仕事を選ぶ基準7選!

「人生の生き方」に悩んでいる方へ

 こんにちは!FPの結果わずか1点で不合格になったトモタメです(笑)

さて、今回はビジネス書で話題の鈴木祐さんが書いた「科学的な適職」の書評を書いていこうと思います。

この本は自分が幸せになる仕事の選び方、そして行動にまで落とし込んで書いています。

その中でトモタメは幸せになる仕事選びの基準に焦点を当ててブログを書いていこうと思います。

ブログを読んで欲しい方

・転職を考えている方

・今の仕事を続けようか悩んでいる方

ブログを読んで分かること

・自分が幸せになる仕事の選び方が分かります。

・今続けている仕事が自分にとって幸せか考える基準が分かります。

そもそも論

人間は職業選択に適していないです。

理由は2点あります。

1点目は人間史の大半において人間の職業選択とは無縁の暮らしをしてきたからです。

江戸時代においても生まれの身分で決まっていました。

また、ヨーロッパにおいても19世紀になってから能力主義の考え方が出てきたと言われています。

そのような時代背景で人は複数に分岐した未来の可能性に対応できるように進化しませんでした。

2点目が偏見です。

これは、現状をきちんと分析せずに人間の脳が過去の経験から、判断してしまう現象です。

この2点の理由から人間は職業選択に適していないと言うことが出来ます。

幸せになる仕事を選ぶ基準7選!

自由

 

 これは仕事内容や働き方に裁量権がどのくらいあるかということです。

この自由ほど仕事の幸せを左右する要素はないです。

また、男性と女性で幸福になりやすい事由が異なります。

男性=仕事の進め方と作業ペースの自由

女性=取り組む場所とタイミングの自由

これらは個人によって多少差はありますが、一般的にこのように言われています。

達成

人間のモチベーションが最も高まるのは、物事が少しでも前に進んだ時です。

ただ、この「小さな達成感」を得られる企業を選ぶのはなかなか難しいです。

ハーバード大学の研究によれば、約95パーセントのマネージャーが「従業員のやる気を高めるのは給与を与えて褒めるのがベストだ」と答えたとのことです。

仕事のフィードバックをどのように得られるか、仕事の成果とフィードバックは別々のものになっていないか?

そのような観点から仕事を選べると理想です。

焦点

この本では性格テストは幸せな仕事選びには役に立たないと主張されています。

詳しくは本で読んでいただきたいのですが、その中でも唯一役に立つと言われている性格テストが「制御焦点」です。

人間のパーソナリティを「攻撃型」と「防御型」の2タイプに分ける考え方で、コロンビア大学などで仕事のパフォーマンスの効果が証明されています。

攻撃型・・・目標を達成して得られる「利益」に焦点を当てて働くタイプ。

競争が好き、仕事の効率化を考えるのが好きな人はこれに当てはまります。

適職:コンサルタント、営業職、コピーライターなど

防御型・・・目標を「責任」の一種としてとらえ、競争に負けないために働くタイプ。

失敗を恐れる傾向が強いため、慎重に物事を進める人はこれに当てはまります。

適職:事務員、技術者、経理系

すなわち、2タイプの適職の選び方をまとめると

攻撃型:進捗や成長を実感しやすい仕事を選ぶ

防御型:安心感と安定感を実感しやすい仕事を選ぶ

これらを参考に自分の性格に合いそうな仕事選びをするのがいいですね!

明確

仕事選びにおいて明確にしておきたいことは以下の2点です。

➀信賞必罰がはっきりしていること

人間は自分の幸福を他人との比較で決める生き物です。

そのため賃金の不公平感には敏感で、スタンフォード大学の研究によるメタ分析でも、信賞必罰が明確でない企業では社員の死亡率が上がるとされています。

②タスクの明確さ

南フロリダ大学のメタ分析によると、タスクが明確でないと社員の慢性疲労や頭痛、消化器官の不調と大きな相関があったとのことでした。

会社選びにおいて

➀人事評価はどのようになっているのか?

②会社に明確なビジョンがあるのかどうか?

これらを採用面接や転職エージェントなどででもチェックしておきたいポイントです。

多様

これは、仕事内容が多様であるかという基準です。

仕事内容が多様というのは、プロジェクトや商品の川上から川下まで関わることができるという意味です。

例えば、トモタメは住宅会社の営業として働いていますが、仕事内容はメチャクチャ多いです。

お客様と要望のヒアリング、土地の場所を決定、間取り作成、契約、ローン手続きの代行、契約後の仕様決めの打ち合わせ、引き渡しなどなど

業界トップクラスの仕事量の多さだと思います。

人間は単純作業ばかりだと飽きてしまうので、仕事の多様性は選ぶ基準として考えるべきだと思います。

仲間

仲間がいれば仕事のモチベーションは700パーセント上がり、仕事の作業効率も上がります。

職場に3人以上友達がいる人は人生のモチベーションは96パーセントも上がり、同時に自分の給料への満足度は2倍になります。

人は自分と似た人を好きになりやすい性質があるので、企業訪問などにチェックしてみても良いかもしれません。

貢献

貢献が大事なのは、他人への親切で3つの欲求を満たされるからです。

自尊心:他人に役立つことにより「自分は有能だ」という感覚が生まれる

親切感:孤独感から逃れやすくなる

自律性:「他人のために出来た」という感覚が「自分で自分の幸せの選択を出来た」という気持ちに繋がる

まとめ

幸せな仕事選びの7選はいかがだったでしょうか?

まとめるとこんな感じになります。

➀自由:仕事の裁量権がどのくらいあるか

②達成:自分の仕事の達成とフィードバックを受けられるか

③焦点:性格テスト「制御焦点」の「攻撃型」か「防御型」か

④明確:仕事のやるべきことと人事評価が明確かどうか

⑤多様:仕事の川上から川下まで携わることができるかどうか

⑥仲間:自分と似たような人はいるか

⑦貢献:他人への貢献感を味わえるかどうか

皆さんも転職を考えた際、今の会社で仕事を続けようか悩んだ際は一度この7つの基準で仕事選びをしてみてくださいね!

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