【書評#7 人は、なぜ他人を許せないのか?】幸せな気持ちになるための自分の心の向き合い方とは?

「人生の生き方」に悩んでいる方へ

 こんにちは!自分の家に一時的な閉め出しをくらったトモタメです。

お客様センターに電話して、家に入ることができたので良かったですが、焦りました(笑)

 さて、今回は脳科学者の中野信子先生の著書「人は、なぜ他人を許せないのか?」の紹介をします。

ブログを読んで分かること

人が何で他人を許すことが出来ないのかが分かります。

どうすれば他人を許しやすくなるのかが分かります。

こういう方に読んで欲しいです!

・仕事が出来ない人にきつく当たってしまう方

・自分の主張は絶対正しいと思っている方

・昔は良かったなあと感じやすい方

他人を許すことが出来ない理由

➀脳を興奮させる神経伝達物質ドーパミンが分泌されるから。

②バイアスがかかるから。

③脳の前頭前野が年を重ねると衰えてくるから。

➀脳を興奮させる神経伝達物質ドーパミンが分泌されるから。

 他人を攻撃すればするほど、ドーパミンにより快楽を得られます。

自分の正義にそぐわない人を「悪人」とたたく行為に快感を得てしまいます。

具体例でいうと、芸能人の不倫、親が幼い子どもを殺害するニュースにSNS上で徹底的に叩くといった行為です。

中野先生はこれを正義中毒と呼んでいます。

そして、その正義中毒は人間の宿命と主張しております。

②バイアスがかかるから。

 バイアス(偏見)は、脳にとって余計な思考や時間を使わずに済むコストパフォーマンスが高い行為です。

そして、他にもイングループバイアスもかかります。

自分とは異なるグループよりも自分が所属しているグループに協力的に行動し、評価を甘くする傾向があります。

例えば、欧米人が日本人と中国人の区別がつかないといったことを聞いたことがあると思います。

これがイングループバイアスです。

また、日本人は災害の多い島国という背景もあり集団主義です。

災害が多いので、協力的になる一面を持ち合わせていますが、一方で異質なものを排除する傾向が強いです。

脳の前頭前野が年を重ねると衰えてくるから。

前頭前野は思考や創造性を担う脳の最高中枢です。

最も発達するのが遅い部位で大体20代後半から30歳くらいで成熟するとのことです。

その前頭前野が衰えてくると、変化を受け入れにくくなってきます。

例えば、中年の人が「昔の方が良かった」と聞いたことがあると思いますが、あれもこの現象の1つです。

年を重ねてくると自分が正しいと思っていることと、異なるとそのことに怒ったりすることがあるのもこのためです。

他人を許しやすくなる方法とは?

人が他人を許せなくなる理由を書いてきましたが、では、人間の宿命に立ち向かう方法は何でしょうか?

それは、「なぜ、私の脳が他人を許せないと思っているのか?」ということを客観的に知ることです。

そうすることで、怒っている自分に対して卑下することも無いですし、前向きに進めると思います。

トモタメの考え

 僕も人より本を読んでいるので、どうしても自分の方が勉強しているし正しいと思ってしまうことがあります。

そのときは、相手を否定するのではなくて、「そうなんですね」「こういうことがあったんだ」と言葉に出して、受け止めることを心がけて自分を落ち着かせています

ワンクッション置くだけで、結構冷静になれるので、皆さんも他人を許せなくなったとき、試してみるのも良いかもしれません。

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